赤ちゃんの絶壁頭の原因・予防・治し方

ついた向き癖を直すには

そもそも、なぜ「向き癖」が絶壁と関係してくるのでしょう。

 

ある一定方向ばかり向く、向いて寝る状態を「向き癖がつく」といいます。

 

例えば右側に向き癖のついた赤ちゃんがいたとします。
その赤ちゃんは右の方向ばかり向くので、右側の後頭部が平たくなります。

 

そして平たい部分が安定するので、その位置ばかり向いて寝るようになります。
これが絶壁、傾斜頭の始まりです。

 

ただ向き癖というのは、頭の形に対しての悪影響だけではありません。

 

右ばかり向く赤ちゃんは、筋肉が右ばかりほぐれ、
左側を向きづらくなってきます。

 

音のなるおもちゃを赤ちゃんの前にかざし、
左右にゆっくり動かしてみてください。

 

それにつられ赤ちゃんも顔を動かすとき、
一方の方向がもう一方の方向より向きづらそうにしていたら、
筋肉が固まってきている証拠です。

 

向き癖を直すエクササイズをしましょう!

 

一旦ついてしまった向き癖を直すのは時間がかかりますが、
左右対称に首を動かせるようになるために、
赤ちゃんと一緒に取り組んでみてください。

 

これは、私が実際にオーストラリアのフィジオセラピストに指導されて、
毎日行ったエクササイズです。

 

  1. 赤ちゃんを向き癖と反対側の方向に、横向きで寝かせる。
  2. 手で顔だけをそっと横向きのまま押さえ、体を仰向けに戻す。
  3. もう片方の手で、顔の向いている反対側の肩をゆっくり床につけるように押す。
  4. この状態で、30秒間×3セットを1日3回行う。

 

 

ゆっくりと、赤ちゃんの機嫌を伺いながら行ってください。
最初は嫌がるかもしれませんが、だんだん首がその方向に向くようになってくると、
赤ちゃんもラクに顔を向けられるようになります。
エクササイズ中、顔の向いている方向に話しかけるか、おもちゃを置いておくとやりやすいです。

 

 

もちろんエクササイズの他にも、

 

母乳やミルクをあげるときの方向を工夫する。
抱っこやゲップをさせるときの方向を反対側にする。

 

など、普段から赤ちゃんの顔の向く方向に気を使ってくださいね。

 


 
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